今後の研究の推進方策 |
今後の推進方法:研究計画の3、4に重点をおいて進めていくこととなる。 3)脊髄神経膠腫ラットモデルにおける、ACNU-CED法単独の治療効果の検討、ならびにテモゾロミド全身投与と脊髄ACNU-CED法の比較。そして、テモゾロミドの全身投与と脊髄ACNU-CED法の相乗効果の検討。以上それぞれの治療効果を下肢運動機能、腫瘍体積を用いて比較する。4) ACNU-CED法、テモゾロミド全身投与の抗腫瘍効果を確認後、組織学的検討をおこない、ACNU-CEDならびにテモゾロミドの抗腫瘍効果について考察する。 そのために、現在すすめているラット脊髄腫瘍モデルの作成の確立をいそぎ、行っていく。9L、F98の2つのモデルを作成し同時進行で下記の実験をすすめていくと計画していたが、もし時間の制約もあり、難しいようであれば、先日発表された先行論文(Hsu W, et al., J Neurosurg Spine 16:315–319, 2012)に順じ、CEDにおける薬剤送達により適したモデルであると推察されるF98を使用して次年度の実験をするめることも考慮したい。
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