研究課題
若手研究(B)
近年の高齢者や生活習慣病患者増加は将来的な認知症患者の増加につながることが予想されており、その対策が急務である。アンジオテンシンII2型(AT2)受容体は脳保護効果を持つことから、AT2受容体刺激薬の認知機能改善への効果について、また、NMDA受容体の過剰な刺激は神経細胞死を誘導することから、NMDA受容体調節薬との併用効果について検討した。糖尿病マウスは野生型マウスに比べて認知機能が低下しており、AT2受容体刺激薬、NMDA受容体調節薬で改善傾向が認められた。さらに併用投与することで脳血流量、神経伝達効率、海馬アセチルコリン濃度などの増加により、単独投与よりも認知機能の改善が認められた。
すべて 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)
Eur J Pharmacol
巻: 724C ページ: 9-15
10.1016/j.ejphar.2013.12.015