研究課題
若手研究(B)
本研究では、虚血病巣の周辺領域にNG2陽性マイクログリアの存在を明らかにした。この細胞は、内在性マクロファージ由来であり、梗塞巣に集積する骨髄由来のNG2陽性細胞とは異なっていた。貪食細胞のマーカーであるCD68やTREM-2を発現しており、実際に神経細胞片を細胞内に取り込んでいる像が観察された。梗塞巣で発現量が多いTGF-beta1をマイクログリアに添加すると、NG2タンパクやTREM-2 mRNAの発現量を増加させ、更に遊走能を亢進させた。従ってNG2がマイクログリアによる貪食作用のいずれかのプロセスに関与し、NG2発現誘導因子としてTGF-beta1が関与していると考えられる。
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GLIA
巻: vol. 62, No.2 ページ: 185-198
Journal of Neuroscience Research
巻: 91 ページ: 681-693
http://www.m.ehime-u.ac.jp/school/kisogp/contents/laboratories/classroom01