研究課題
ラットを用い、エリスロポエチンが椎間板性腰痛に対して与える影響を検討した。ラット椎間板より椎間板髄核細胞を単離し、培養した上澄を採取した。上澄には炎症性サイトカインや成長因子が豊富に含有されており、この上澄で培養シュワン細胞を刺激し、MAPキナーゼの発現を定量した。エリスロポエチンを前投与すると、MAPキナーゼの発現は有意に抑制された。さらに、ラット腰椎椎間板を穿刺し作成した椎間板性腰痛モデルにエリスロポエチンを局所投与すると、後根神経節において、MAPキナーゼが抑制され、脊髄後角においてグリア活性が有意に抑制された。エリスロポエチンが椎間板性腰痛の有効な治療薬となりうる可能性が示唆された。
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