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2014 年度 実績報告書

軟部肉腫治療の国際比較と再発を防ぐ治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 24791527
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

澤村 千草  東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (20574247)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード軟部肉腫
研究実績の概要

軟部肉腫の術後再発は生命予後を悪化させるため再発の防止は生命予後を向上させるため必須である。申請者は「深部にある高悪性軟部肉腫」において再発を予測する主要な影響因子について明らかにした。この研究対象を軟部肉腫一般に広げ発展させる上で放射線照射を多用する海外の治療と手術のみで局所制御を試みる本邦の治療の違いに着目した。再発に影響すると考えられる要因を癌研有明病院と東京医科歯科大学の症例を用い多変量解析で分析し実際に再発に影響する因子を同定し、再発率のより低い軟部肉腫治療法を開発することを本研究の目的とした。

本研究により深部にある高悪性軟部肉腫において再発を予測する主要な影響因子について明らかとなり、軟部肉腫の適切なフォローアップ期間が提唱された。これらの研究により一般的な軟部肉腫再発に関する知見は得られたが局所制御が特に困難な症例に対する再発要因の分析、適切な治療法の提案には至らなかった。そのため今後は特に再発の可能性が高いと考えられる浸潤性の高い軟部肉腫、Unplanned excision後の症例、軟部肉腫再発後の症例に着目しがん研有明病院と東京医科歯科大学の症例を分析することで再発に影響する因子を同定し、再発率のより低い軟部肉腫治療法を開発することが必要と考えられた。また切除縁について肉眼的評価法と病理学的所見との関係を比較し術後の機能評価も行い、再発率の予想が可能でかつ国際的に汎用性のある切除縁評価法を策定も必要と考えられた。これらの結果は国内外の学会で発表し国際誌に掲載された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] How long should we follow patients with soft tissue sarcomas?2014

    • 著者名/発表者名
      Sawamura C, Matsumoto S, Shimoji T, Okawa A, AeK
    • 雑誌名

      Clin Orthop Relat Res

      巻: 3 ページ: 842-8

    • DOI

      10.1007/s11999-013-3076-6

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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