研究課題
若手研究(B)
膝関節内のクッションとしてはたらく半月板は、断裂などの損傷をきたすと自然に治癒しにくい。その理由としては、血管が存在しないエリアが半月板に存在すること、半月板細胞の特徴が軟骨細胞に似ていること、日常生活における歩行や膝の曲げ伸ばしなどで常に過剰なストレスにさらされていることなどが挙げられる。今回の研究では、適切なストレスが半月板細胞の治癒能力を増加させることが判明した。これらの成果は、半月板損傷に対する手術方法や手術後のリハビリテーションを最適化し、治療成績を向上させる可能性を秘めている。
整形外科学(膝関節・スポーツ医学)