研究課題/領域番号 |
24791548
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
武田 健 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (70614923)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
|
キーワード | ビスホスホネート / がん骨転移 / 転移性骨腫瘍 |
研究概要 |
当初の計画通り、第三世代のビスホスホネートであるゾレドロン酸を混入したリン酸化プルランのビーズを作製した。37℃のPBSバッファーに浸漬させ、24時間毎ににPBSバッファーを交換し、PBS溶液を回収した。ビーズから溶出したゾレドロン酸の濃度を測定するために高速液体クロマトグラフィー法の条件検討を行った。それにより、徐放されたゾレドロン酸を検出可能であった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ゾレドロン酸の濃度を高速液体クロマトグラフィー法を用いた測定したが、条件設定が困難で、時間を要した。
|
今後の研究の推進方策 |
当初、平成24年度に行う予定であった、リン酸化プルラン・ゾレドロン酸混和物から溶出した溶出液を用いて、がん細胞株に投与しin vitroでのリン酸化プルラン・ゾレドロン酸混和物の抗腫瘍効果の検討を行う。 さらに、当初の予定通り、マウスがん骨転移モデルにリン酸化プルラン・ゾレドロン酸混和物を局所投与し,その抗腫瘍効果を検討する。
|
次年度の研究費の使用計画 |
H24年度の研究計画では、高速液体クロマトグラフィー法を用いたゾレドロン酸濃度の測定後、がん細胞株に投与しin vitroでのリン酸化プルラン・ゾレドロン酸混和物の抗腫瘍効果の検討を行う予定であったが、ゾレドロン酸濃度の測定が、条件設定が困難で、時間を要したため、in vitroでのリン酸化プルラン・ゾレドロン酸混和物の抗腫瘍効果の検討は次年度に繰り越すことになった。 そのため今年度に以下の研究を行い、繰り越した研究費とともに使用する。 (1)がん細胞株に投与しin vitroでのリン酸化プルラン・ゾレドロン酸混和物の抗腫瘍効果の検討を行う際に薬品、必要物品の購入を行う。 (2)マウスがん骨転移モデルに対するリン酸化プルラン・ゾレドロン酸混和物の抗腫瘍効果の検討を行う際に、ヌードマウスおよび薬品、必要物品の購入を行う。
|