研究課題/領域番号 |
24791597
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
廣瀬 佳代 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 徳島大学特別研究員 (40532221)
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キーワード | 特発性肺線維症 / フォスフォジエステラーゼ |
研究概要 |
特発性肺線維症(間質性肺炎の一つ)は、慢性進行性、原因不明の肺疾患であり、稀な疾患である。その中で手術を受ける患者の肺組織を入手するには、長期の年月が必要であり、多施設で検体の収集を行っている。その際に倫理委員会の承認を受ける必要がある。 徳島大学病院と高知大学病院では倫理委員会の承認を受け、現在、条件を満たす検体の収集を行っている。1検体のみが採取されている。 申請者の所属する独立行政法人国立病院機構高知病院での倫理委員会は、年に1回開かれており、過去2回の審査では条件付き承認とされた後、指摘項目を修正して2回目に臨んだが、不承認の結果を得た。さらに指摘項目を修正して3度目の審査に臨んだが、不承認とされた。 今後、一定数の検体が確保された段階でWesternblotおよび蛍光抗体による染色などの蛋白解析を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
特発性肺線維症という稀な疾患の手術検体の収集を行うには、長期の年月が必要であるため。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、検体の収集を行う。 さらに、協力していただける施設の数を増やしていく。
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次年度の研究費の使用計画 |
現在、まだ検体の収集を行っている段階であるため、実際の解析に必要となる諸経費の支出を抑制した。 検体が一定数そろった段階で、抗体や試薬の購入、テクニカルアシスタントへの報酬などに持ちいる。また、国内および国際学会への発表の旅費、論文作成の際の英文校正費に充てる。
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