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2012 年度 実施状況報告書

光治療の新規メカニズムと治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24791602
研究種目

若手研究(B)

研究機関大分大学

研究代表者

小山 淑正  大分大学, 医学部, 医員 (40468012)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード光療法 / 敗血症 / 抗炎症効果
研究概要

本研究の目的は,LPS誘発敗血症性ショックモデルを用いて,光療法による抗炎症効果を評価することである。現在までに光治療に関して適切な照射方法や十分なメカニズムなどの解明は行われておらず、光治療に関しては一定の見解が得られていない。本研究は光治療のまだ解明されていない作用機序を解明し,光治療を応用した臨床治療開発につなげることを目標とする。
24年度では光療法の照射方法の確立のため,LPS投与による敗血症性ショックモデルに対する抗炎症効果を評価を行った。具体的には,LPS誘発敗血症性ショックモデルで光源による抗炎症効果の差異について,血清中のTNF-α,IL-6の測定,各種臓器の組織変化を解析した。
光源による抗炎症効果に変化を認めたられたため,光源のどの因子が抗炎症に重要な役割を果たしているかを検証する予定であり,光源を波長別に抗炎症効果を検証する手法の確立を目指している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

光療法の最適な照射方法の確立には,照射時間,光源などのパラメータを操作する必要があり,本研究に最適な条件を発見するのは容易でない。24年度の研究により,最適な光源,不適切な光源がある事を発見できたのは,今後の波長別の光源検討に向けた大きな進展であると考える。

今後の研究の推進方策

光源のどの因子が抗炎症に重要な役割を果たしているかを検証する予定であり,波長別に抗炎症に最適な条件を模索する。
具体的にはこれまでと同様にLPS誘発敗血症性ショックモデルを用いて,血清中炎症性サイトカイン,各種臓器の組織変化を評価し検討を行う。
さらに,光治療の作用メカニズムの解明のため,マクロファージ系細胞を用いた細胞培養系に光を照射し,光の細胞への直接作用の検討も進めていく予定である。

次年度の研究費の使用計画

該当なし

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公開日: 2014-07-24  

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