今後の研究の推進方策 |
1. In vivoにおけるβ arrestin2、ならびにラフト構成分子の発現検討:TXNIP knock out mouseにおけるβarrestin2、ならびにラフト構成分子であるcavelonin, fotikinの発現をIHC, WB, RTPCRを用いて検討する。2. TXNIP knock in,実験系の確立ならびにそれらの細胞を用いた実験:レンチウイルスベクターを用いてTXNIPを膀胱癌細胞株に強制発現させ、EMT マーカー、ラフト構成分子の発現変化についてmRNA, タンパクレベルにおいて検討する。また、それらの細胞を用いてInvasion assayを行い、in vitroにおいてTXNIPの発現変化が細胞浸潤能に影響を及ぼすかどうかについて検討する。また、ラフト阻害剤を用いて同様の浸潤能試験を行い、EMTの変化をみる。3. βarrestin2 knock in, knock down実験系:βarrestin2についても2と同様の実験を行う。4. TXNIP knock out mouseを用いたBBN発癌実験:BBN自然飲水による発癌実験を行い、浸潤性膀胱癌の発生 頻度、時期についてwild typeと比較検討し、その際のEMTマーカー、ラフト構成分子の発現変化について検討する。
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