研究課題/領域番号 |
24791650
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
小林 泰之 岡山大学, 大学病院, 助教 (50366027)
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キーワード | 前立腺癌 / 遺伝子治療 / REIC |
研究概要 |
前立腺癌に対する放射線治療の技術が向上し、前立腺局所に高線量を照射できるツールも出現してきた。しかし、こうした技術の向上にも関わらず、前立腺癌においては転移および再発率が高いのが現状である。そこで、新規の癌免疫療法:REIC遺伝子治療による抗癌免疫誘導効果に着目し、REIC遺伝子治療と放射線治療とを併用することで従来制御不能であった進行性前立腺癌の制癌効果を高めようとすることが本研究の目的である。今回、REIC遺伝子をコードしたアデノウイルスベクター(Ad-REIC)を用いて、in vitroにて研究を行った。現在まで、ヒト前立腺癌由来細胞株 PC3 cell lineにおいて、Ad-REIC(MOI)添加と放射線照射(Gy)の併用によるcell viabilityアッセイについて、実験条件の検討を行っている。また、担癌マウスモデルにAd-REICを腫瘍内投与する解析を実施する為、種々のマウス由来癌細胞におけるAd-REICの感受性試験、および腫瘍形成能の解析を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年までに、Ad-REIC(MOI)添加と放射線照射(Gy)に関するin vitroでの条件解析が行われた。引き続き、申請内容を踏まえて研究を推進する。
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今後の研究の推進方策 |
本申請研究により、内分泌療法抵抗性前立腺癌におけるREICの関与が明らかとなってきた。このシグナルが、前立腺癌の放射線療法の抵抗性の獲得にどのように関与するか、新たな切り口での解析を開始する。
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次年度の研究費の使用計画 |
昨年までに、Ad-REIC(MOI)添加と放射線照射(Gy)に関するin vitroでの条件解析が順調に遂行でき、また出張旅費等が予定額より少なかったため。 本年も予定通り研究を進めていく。
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