研究課題
若手研究(B)
染色体や遺伝子発現異常による高血管新生は、直接の薬物療法(チロシンキナーゼ阻害剤)耐性機序ではなく、高血管新生-微小環境との相互作用が耐性機序の要因であると考えた。また、これら耐性反応の一部は可逆性(もとに戻る性質)であった。以上の研究結果より、チロシンキナーゼ阻害剤耐性腎細胞癌の克服は、腫瘍微小環境へのアプローチや他の治療法との併用など、これまでとは異なる新規治療戦略が必要と考えられた。