ＳＣＦ／ＫＩＴシグナル伝達系を介した前立腺の収縮および増殖機構の解明

2014 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 24791659
• 研究機関: 名古屋市立大学
• 研究代表者: 井村 誠 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00551269)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: KIT陽性細胞 / 前立腺肥大症

研究実績の概要

ヒト正常前立腺と前立腺肥大症におけるKIT陽性細胞およびSCFの発現を比較した。ヒト正常前立腺と前立腺肥大症の免疫組織染色を行い、KIT陽性間質細胞数/間質細胞数を比較したところ前立腺肥大症組織において優位にKIT陽性細胞数が増加していた。またヒト正常前立腺と前立腺肥大症におけるKITおよびSCFの発現を、RT-PCR、Western blottingで検討したところ、ｍRNA、タンパク質ともに、前立腺肥大症においてKIT,SCFの発現が増強していた。