投与0および6日目のwild type群、投与0日目のob/ob群では腎結石形成はみられなかった。投与6日目のob/ob群では皮髄境界部を中心に腎結石が多発してみられた。一方、ob/ob+APN群では腎結石形成の有意な減少を認めた。次いで、APNによる腎結石形成の抑制関連遺伝子として154の遺伝子が発現低下し、190の遺伝子が発現増加していた。これらの遺伝子の中で、特に発現の増減が著しかったのは、Aurka(AURKA)とTk1(TK1)の増加とCcl2(MCP-1)とStat3 (STAT3)の低下であった。さらに、これらのGO解析では、抗炎症作用と抗アポトーシス作用を示した。
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