研究課題
卵巣癌に対する術前化学療法前後での腫瘍組織における遺伝子発現マイクロアレイデーターを元にした、化学療法別のサブ解析にて、パクリタキセルおよびカルボプラチン投与によって、一部データーは異なるものの、概ね免疫関連遺伝子が上昇していることがわかった。そのなかで腫瘍浸潤や血管新生に関わる転写因子活性を示唆する遺伝子群の変化も認めた。そこで、卵巣癌細胞株を用いて、化学療法によりこれらの転写因子や免疫関連因子の変化を検討した結果、遺伝子発現マイクロアレイ解析結果と一致しており、さらにこの転写因子を遺伝子発現抑制法(siRNA)で抑制すると、それらの発現も低下したことから、この転写因子が化学療法により活性促進が生じたと考えられた。また、この遺伝子がサイトカインにより誘導されることから、サイトカインの受容体を同様にsiRNAで阻害しても遺伝子発現変化が見られなかったことから、サイトカイン非依存的に化学療法で、この遺伝子発現が上昇していることが示唆された。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (9件) (うち招待講演 4件) 備考 (1件)
J Obstet Gynaecol Res.
巻: 40 ページ: 67-74
10.1111/jog.12123.
Oncol Lett
巻: 6 ページ: 1241-1244
Gynecol Oncol.
巻: 13 ページ: 701-707
J Matern Fetal Neonatal Med
巻: 7 ページ: -
Mol Carcinog
10.1002/mc.22072
Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol.
巻: 170 ページ: 20-24
10.1016/j.ejogrb.2013.04.018.
Int J Cancer
巻: 133 ページ: 2234-44