研究概要 |
子宮筋腫を有さない症例の子宮筋層組織、子宮筋腫を有する症例の子宮筋層組織、子宮筋腫組織について、それぞれゲノムワイドにDNAメチル化状態を解析した。トランスクリプトーム解析も追加し、子宮筋層と比較して子宮筋腫で発現に違いを認める625遺伝子を同定し、さらに上流因子解析を行い、子宮筋腫で発現が増減する76遺伝子を抽出した。そのうちDNAメチル化異常のある3遺伝子(NRG1, NR3C1, MAPK10)をそれぞれレンチウイルスベクターに挿入した。このベクターを不死化ヒト平滑筋細胞株に導入し免疫不全マウスの腎被膜下へ移植し筋腫化が生じるか研究中である。
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