microRNAは、癌の発症・進展・薬剤耐性とも大きく関わることが明らかになっている。我々は、子宮体癌においてエピジェネティックに発現抑制される癌抑制型microRNAとしてmiR-34bを同定し、さらにmiR-34bと抗癌剤の併用による抗腫瘍効果を検討した。 3種の子宮体癌細胞株に対しパクリタキセルを作用させた時は、全ての細胞株においてmiR-34b添加時に細胞生存率の低下が認められた。また、HEC-1Bをヌードマウスの皮下に移植後、28日目にはパクリタキセル+miR-34b群は他の群に比し有意に腫瘍径の縮小が認められた(P<0.05)。
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