子宮類内膜腺癌(EEC)について, Fibroblast growth factor receptor2(FGFR2)のアイソフォームIIIcの発現と役割について検討した。その結果、FGFR2IIIcの異常発現はEECの発癌過程の早期に関与することを明らかにし、一部のG3 EECはG1、G2 EECと異なる発癌過程を辿ることが推測された (Peng et al.Int J Clin Exp Pathol.2014)。さらに、プロテオーム解析を行った結果、G3 EECで特異的に高発現蛋白を14種類同定した。こちらの蛋白は、EECの発癌、予後不良に関与し、新規治療標的となる可能性も考えられる。
|