• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実績報告書

ヒト卵巣がん幹細胞における幹細胞制御因子の役割の解析

研究課題

研究課題/領域番号 24791729
研究機関新潟大学

研究代表者

石黒 竜也  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80625690)

キーワード卵巣がん幹細胞 / 分化可塑性
研究概要

平成24年度までに樹立に成功した卵巣がん臨床検体由来のがん幹細胞性質をもつスフェロイド細胞を用い,卵巣がん幹細胞の特性の解明を行った。
スフェロイド細胞をin vitroで血清添加による分化誘導を行い,その後再度血清非添加培地での脱分化を誘導すると,再度スフェロイドの形成を認めた。これらの細胞では幹細胞マーカー(Nanog,Sox2,ALDH1A1)の発現の再上昇を認めた。また単細胞におけるmRNA発現解析により,スフェロイド細胞と分化誘導後の細胞は異なる細胞集団として分類され,再形成スフェロイド細胞は元のスフェロイド細胞と同じ細胞集団として分類された。
以上より,卵巣がんにおいて分化可塑性が存在することが示された。
今後はさらなる生化学的特性の解明を目指す。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] in vitro cultivation and characterization of cancer stem cells derived from human ovarian cancer2013

    • 著者名/発表者名
      石黒竜也 大畑広和 津田均 笠松高弘 榎本隆之 田中憲一 中釜斉 岡本康司
    • 学会等名
      日本癌学会学術総会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      20131003-20131005
  • [学会発表] ヒト卵巣がん検体由来がん幹細胞のin vitro 培養系の確立とその生物学的特性の解析2013

    • 著者名/発表者名
      石黒竜也 榎本隆之 田中憲一
    • 学会等名
      日本産婦人科学会学術総会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      20130510-20130513

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi