• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

甲状腺におけるガレクチン‐3の過剰発現は甲状腺癌を誘発するのか?

研究課題

研究課題/領域番号 24791775
研究機関大阪大学

研究代表者

中原 晋  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20625107)

キーワード甲状腺癌 / ガレクチン-3 / トランスジェニックマウス
研究概要

ガレクチン-3の過剰発現が甲状腺癌を誘発するかどうかを検討するために、甲状腺特異的にガレクチン-3が過剰発現するようなトランスジェニックマウスの作成を計画した。ヒトのガレクチン-3には機能が異なる一塩基多型があることが知られており2種類のトランスジェニックマウスを作成してそれぞれの発現形を比較することにしていた。まず、トランスジーンの構築から開始し、これは平成24年度中に完成予定であったが細胞レベルでの発現が確認できず試行錯誤を繰り返していた。平成25年度になり2種類のトランスジーンがようやく完成したが、当初の予定通りの2種類のトランスジェニックマウスを作成し維持するためには予算が足らない可能性が高いと判断し、wild typeの1種類のみのトランスジェニックマウスだけを一旦作成する方針にした。現在、受精卵にトランスジーンをマイクロインジェクションしトランスジェニックマウスが誕生するのを待機しているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

当初の計画では平成24年7月までにトランスジーンの構築を完成し、平成25年3月までに目的となるトランスジェニックマウスを作成する予定であった。トランスジーンの構築に予測以上の時間がかかったため、現在のところトランスジェニックマウスの作成ができていない状況である。また、トランスジーンも当初の計画では2種類作成予定であったが、トランスジーンの構築や細胞レベルでの発現チェックなどを施行している過程で見積もっていた以上の経費が必要になってしまったため2種類ものマウスの作成費用自体が捻出出来ない可能性が高い状況である。

今後の研究の推進方策

もともと作成を予定していたトランスジェニックマウスは2種類であったが、予算の都合上wild typeの1種類に限定して一旦作成することにした。現在、マイクロインジェクションを終えてトランスジェニックマウスの誕生を待機しているところであり、今後目的のトランスジェニックマウスが誕生すれば順次解析をしていく予定である。

次年度の研究費の使用計画

当初はトランスジェニックマウスの作成に大部分の予算を見積もっていたが、現時点でその作成に至っていないため使用額が予定より少ない結果となった。
トランスジェニックマウスの作成が完了すれば次年度に繰り越した予算がほぼすべて使用される事になる。

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi