研究課題
若手研究(B)
ブラジキニンは代表的な発痛物質であると同時に浮腫の形成に関与していることが知られている。本研究においてラット喉頭における疼痛受容体の発現を免疫組織化学法およびreal-time PCRを用いて解析した結果、喉頭上皮および粘膜下末梢神経、節状神経節にB1およびB2受容体の発現を認めた。mRNAレベルで発現の昼夜差は認めたものの、統計学的に有意差は認められなかった。現在加齢に伴う発現の低下について検討を行っており、気道防御機構の加齢に伴う低下の原因究明につながる可能性があると考えている。
耳鼻咽喉科学