研究概要 |
慢性副鼻腔炎症候群としての臨床的側面を持つ。本研究では鼻ポリープを伴った慢性副鼻腔炎手術症例を対象にprospective studyを施行し、臨床的特徴の検討と、副鼻腔局所の免疫応答の評価としてIL-5, IL-8, IL-13, IL-33, IFN-γの蛋白濃度測定を行い、クラスター解析を行った。測定し得た症例は22例で、血中好酸球数は0.8~25.3%、組織好酸球数は400倍の視野で12~320個、血清総IgE値は25~1432IU/mlであった。細菌培養検査は22例中4例陽性でであった。サイトカイン測定結果を加えたクラスター解析では有意差を認めず、今後症例数の蓄積が重要と考えた。
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