今後の研究の推進方策 |
慢性副鼻腔炎患者の内視鏡下鼻内手術中に採取した副鼻腔内の鼻汁・粘膜および粘膜下の骨組織に対し、病理学的な検討を行うとともに組織内のサイトカインについて計測を行う。 病理学的には①骨への炎症細胞浸潤、②破骨細胞による骨の過吸収、③骨芽細胞による骨の過形成、④ハーバース管の拡大、⑤骨膜の炎症、肥厚、⑥線維化などについて検討を行う。また、組織中のRANKL, BMP,OSCARなどについて組織免疫染色を行い定性評価を行う。 組織免疫染色のほかに、IL-1,IL-4,IL-6,IL-11,IL-13,IL-18,INF-γ,TNF-α,M-CSF, RANKL, BMP,OSCARなどについてELISAを用いた定量的評価も行う。 予後評価は約1年後の評価とし、症状アンケート、副鼻腔CT、内視鏡評価を行う。
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