研究課題
若手研究(B)
マウスにおいて3-nitropropionic acid(3-NP)による急性内耳エネルギー不全モデルを作成した。その結果マウスにおいて3-NP投与後の聴性脳幹誘発反応(ABR)閾値上昇が認められその原因が蝸牛外側壁線維細胞に特異的に生じるアポトーシスによるものであることを確認した。この3-NPモデルマウスを3-NP投与後2ヶ月まで経過観察すると、低音域から中音域までのABR閾値に有意な改善が認められた。さらに、3-NP投与によって低下した蝸牛内電位が改善していることが明らかとなった。以上より自発的な蝸牛外側壁線維細胞の再生は蝸牛内電位の回復により聴力の改善を来していることが明らかとなった。
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