本研究では、翼状片の上皮下にリンパ管マーカーであるD2-40が多数検出された。D2-40陽性細胞は、リンパ管に相当する内皮細胞に陽性になった。正常結膜ではリンパ管は所々に存在した。定量的に正常結膜に比較し、翼状片にて有意にリンパ管密度が高いことが判明した。加えて、リンパ管にVEGF-Cの受容体であるVEGFR-3が陽性になる事も判明した。さらに我々は、VEGF-Cの発現誘導機序について検討した。本研究では、培養結膜上皮細胞を無血清刺激すると、48時間後有意にVEGF-Cの分泌が亢進することを確認した。炎症性サイトカインであるIL-1beta添加後48時間で、VEGF-Cの分泌が有意に増加した。
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