研究課題
若手研究(B)
調節性眼内レンズの開発を目的として、ヒト水晶体、チン小帯の力学特性を解析し、近見調節に必要な調節性眼内レンズの物性を調査した。水晶体は、チン小帯付着部位や膜厚の構造・物性などを考慮するにより調節前後の構造が大きく変化することがわかった。また、近見視に必要な曲率変化型調節性IOLの物性は、Log弾性係数5.0 Pa以下であることがわかった。本検討結果より、構造変化が起こる物性の範囲が明らかになり、素材の選定に有用と思われた。
医歯薬学