カドミウムトリモデルの切片標本をヘマトキシリン-エオジン染色し、組織学的に主に体節の発生におけるカドミウム投与群と対象群との相違点を比較観察した。次にRNAを抽出し主に体節の発生に重要な標的遺伝子の発現を統計学的に解析した。また標的蛋白に対する抗体を用いて蛍光免疫染色したものを多焦点顕微鏡を用いてその分布と発現強度を二重盲検法により客観的に比較した。最後にカドミウムトリモデルにおけるN-アセチルシステインの予防投与による酸化ストレス抑制に伴うさまざまな分子機構の変化を解析した。これらの研究成果はヨーロッパ小児外科学会を中心に、様々な国際学会での発表を通して発信することができた。
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