研究課題
若手研究(B)
ICUに入院となった重症患者より血中L-PGDS濃度を測定し、敗血症群および非敗血症群に分けて比較したところ、敗血症群で有意に上昇していることが分かった。血中L-PGDS濃度と有意に相関を示したのは、急性期DICスコア、SIRS項目数、クレアチニン、乳酸値、Dダイマー、Log IL-6、Log IL-10であった。また、重症敗血症症例に血液浄化療法を施行した場合、血中L-PGDS濃度は治療前後で有意に低下したが、CHDF、PDF法の治療法の違いによる低下率の差は認めなかった。今回の研究では血液浄化療法を施行した症例が少なかったため、今後症例を増やしてさらなる検討が必要であると考えられた。
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