2013 年度研究成果報告書

クラッシュ症候群における臓器障害メカニズムの解明：新規抗酸化剤による治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号	24791937
研究種目	若手研究(B)
配分区分	基金
研究分野	救急医学
研究機関	大阪大学
研究代表者	中川淳一郎大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (60597508)
研究期間 (年度)	2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード	クラッシュ症候群 / 活性酸素 / 抗酸化療法 / 蛍光イメージング / 全身性炎症反応
研究概要	我々はクラッシュ症候群の多臓器不全にいたるメカニズムに活性酸素種が強く関与していると考え、活性酸素種を制御するために抗酸化物質ETS-GSを用いて本研究を行った。その結果、抗酸化物質を経静脈的に投与することにより活性酸素種や炎症性サイトカインの産生が抑制され、引き続き生じる遠隔臓器障害が軽減し、生存率改善効果が得られた。活性酸素種はクラッシュ症候群において病態進行を誘導する一因であることが示唆された。