研究課題
若手研究(B)
クラッシュ症候群が全身性炎症反応症候群(SIRS)から臓器不全に至るメカニズムは不明である。我々はRAGEに注目した。①クラッシュ症候群ラットモデルにおいて、抗RAGE抗体を投与することにより、炎症性サイトカインの低下がみられ生存率の向上がみられた。②実際のSIRS患者において、可溶性RAGEは正常よりも上昇しており、血清HMGB1や急性期DICスコアとの相関関係がみられた。可溶性RAGEは細胞におけるRAGEの発現を反映するといわれ、SIRS患者においてRAGEの発現上昇が示唆された。以上から、クラッシュ症候群やSIRS病態において、RAGEを制御することが病態改善につながる可能性がある。
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PLoS One
巻: 8(2) ページ: e56728
Shock
巻: 37(6) ページ: 634-638