熱傷の深達度は、正確な判定に難渋することも多い。そこで、我々は、superficial dermal burn(SDB)およびdeep dermal burn(DDB)の熱傷モデルラットを作成し、レーザースペックル画像血流計(laser speckle flowgraphy :LSFG)を用いて熱傷深度の判定を行い、SDBとDDBの判別が可能かどうか検討した。測定値をSDBとDDBで比較したところ、両者間に有意差を認めた。そのことから、LSFGは熱傷創に対する血流評価のひとつのデバイスになり得ることが示唆された。
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