研究課題
若手研究(B)
本研究では、エナメル芽細胞分化・エナメル上皮幹細胞維持におけるRho シグナリングの役割について検討を行った。上皮特異的RhoA-dominant negative発現マウスの解析から、Rhoシグナリングは、エナメル芽細胞分化における細胞骨格、細胞接着を制御していることがわかった。また、Semaphorin 4D-PlexinB1-LARGシグナル経路がRhoAの活性を調節していた。さらにRho Aの活性は、上皮間葉転換(EMT)にかかわる転写因子Slugの発現を制御することから、エナメル上皮細胞分化や未分化性維持はRhoシグナリングを介したEMTによって調節されていることが示唆された。
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