細胞死などに有意な変化を検出できない0.1mGy-100mGyといったごく低線量の放射線照射による細胞応答について、定量PCR法を用いて遺伝子発現変化を調べた。その結果、神経細胞芽腫NB-1細胞において、p53やMnSODなどの遺伝子発現が有意に変化することが明らかとなった。また、ミトコンドリアDNA突然変異を従来のRFLP法とSSCP法、および新しい方法であるTaqMan probeを用いた方法で比較検討した。その結果、TaqMan probeを用いた方法が、最も簡便に、かつ従来法より再現性良く突然変異を検出できることがわかった。
|