破骨細胞前駆細胞にリゾホスファチジン酸(LPA)を刺激するとIL-1betaの産生が促進し,IL-1betaのオートクリン作用によって自身の細胞に作用し,破骨細胞の生存を延ばすことが示唆された。 さらに関連実験として,メカニカルストレスとして低出力超音波(LIPUS)と牽引力(TF)を用い,これらのメカニカルストレスを負荷すると細胞外ATPが産生されATPの受容体であるP2X7の活性化を介して骨形成に関与する細胞外マトリックスタンパク産生が促進され,骨芽細胞の石灰化物形成が促進された。しかしながらTFはALPase活性を促進する一方,LIPUSはALPase非依存的に石灰化物形成を促進した。
|