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2013 年度 実績報告書

唾液腺癌・口腔癌における新規遺伝子変異の検査法開発と治療戦略の検討

研究課題

研究課題/領域番号 24792011
研究機関日本大学

研究代表者

迎 章太郎  日本大学, 歯学部, 研究員 (70553105)

キーワード遺伝子変異 / KRAS / スクリーニング
研究概要

本研究はEGFR-1からのシグナル伝達に深く関与するKRASの遺伝子変異の状況の検討を、Loop-mediated isothermal amplification (LAMP)法を応用し、迅速で簡便な検査法を開発することである。KRASの変異は大腸癌の50%、膵臓癌の90%および肺腺癌の30%に検出され、その多くはcodon 12および13番目のpoint mutationである。
本研究ではKRAS codon 12, 13の変異を迅速に検出できるシステムを開発した。本システムはKRASのexon 2領域内に設定したLAMPプライマー一式(5種)とlock primerを組み合わせることにより変異型KRASを検出する方法である。
同部位の遺伝子変異を生じている肺癌細胞株(NCI-H1573)および大腸癌細胞株(T84)を培養し、抽出されたgenomic DNAをコントロールとしてLAMP法を行ったところ、20分程度で検出が可能であった。
さらに気管支肺胞洗浄液への応用を前提とし、培養細胞そのものを反応液に加えて検討したところ、40分程度で変異が検出可能であった。

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公開日: 2015-05-28  

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