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2012 年度 実施状況報告書

ストレスレベルとの関連性からみたクレンチングコントロールに対するアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 24792103
研究種目

若手研究(B)

研究機関明海大学

研究代表者

渡邉 明  明海大学, 歯学部, 助教 (50580239)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードクレンチング / EMGバイオフィードバック / 顎機能障害
研究概要

咀嚼筋痛を有するクレンチング習癖者に対し,ストレスレベルと日中クレンチングの関連性について検討するため,平成24年度は明海大学学内の倫理委員会に申請を行い,本実験計画についての承認を得た.また,被験者の選定,具体的な実験系の策定,必要器材の購入などを行い,実験を開始.関連内容の学会発表および雑誌掲載も,著者ならびに共著者として行った.
被験者には連続しない7日間の日中日常生活環境下における筋電図計測,各日の唾液アミラーゼ計測,実験開始時の舌圧測定,実験開始時および終了時の心理テスト(POMS, CMI, SDS, MAS, Y-G)を行い,短期的なストレスレベルと日中のクレンチングの関連性について検討を行った.筋電図計測では,各日ともクレンチングイベントが検出された.クレンチングイベントと各ストレス指標の関係は,現時点では統計学的な評価はできないものの,イベント数の増減との関連性からみると,POMSからは疲労,抑鬱との関連性が,CMI,MAS,SDSおよびY-Gからは神経症傾向とクレンチングイベントの増減に関連があることが考えられる.各日の唾液アミラーゼ計測との関連についても同様のことが考えられる.
データの解析が終了した被験者は女性1名であるが,データ収集を完了し,現在解析中のものが女性4名,男性6名である.
関連内容の学会発表は,日本顎口腔機能学会,日中歯科医学会,日本補綴歯科学会,日本顎関節学会,日本歯科心身医学会,日本歯科医学会にて行い,日本歯科医師会雑誌にも関連内容が掲載された.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現時点でデータ解析途中の被験者を含め、11名の被験者のデータ収集が完了している。また、関連内容の学会発表および雑誌投稿も行っている。

今後の研究の推進方策

昨年度の実施状況を鑑み、今年度中に出来るだけ被験者の確保、データ収集を予定数完了させることを目標に研究を行う。

次年度の研究費の使用計画

研究内容の中間発表を国際学会で発表予定であるため、その渡航費ならびに参加費等に使用予定である。
また、データ解析用のノートパソコンを購入し、解析時間の迅速化を図る。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] バイオフィードバックトレーニングによるブラキシズムのコントロール2012

    • 著者名/発表者名
      藤澤政紀、渡邉明
    • 雑誌名

      日本歯科医師会雑誌

      巻: 第65巻 ページ: 1218-1224

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公開日: 2014-07-24  

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