被験者への装置装着そのものに対するストレスレベルの変動は,クレンチングイベント数およびPOMSの結果より認められなかった(P<0.05; Mann Whitney U-Test).ストレスレベルの変動については,心理テスト結果より,不安傾向の強いものほどPOMSおよび唾液アミラーゼの変動が強くあらわれ,強い相関関係であった(r=0.712).また,クレンチングイベント数も不安傾向の影響を受ける結果となり,中程度の相関関係であった(r=0.631).クレンチングイベント数とストレスレベルの相関関係についても同様に,不安傾向の影響を強く受ける結果となった(r=0.702).
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