対象の患者データ(11症例)から一例を抽出し,第一大臼歯の欠損モデルを作成し,残りの症例の第一大臼歯のモデルから部分最小二乗回帰を用いることで,抽出した症例の欠損した第一大臼歯形状を推定した.推定形状と正解形状との誤差をAverage Symmetric Surface Distance (ASD)を用いて評価した.leave-one-out交差検証により,本手法の精度を評価したところASD誤差は0.60±0.17(mean±std)mmであった.症例数を増加することにより,臨床応用可能であることが示唆された.
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