骨粗鬆症での骨強度診断法確立と補綴物装着後の骨強度維持の目的で①骨粗鬆症でのマイクロCTによる三次元画像観察、3D骨梁構造計測の形態観察による顎骨骨強度解析法の確立②骨粗鬆症患者の咬合性外傷誘発性歯槽骨吸収での骨強度減少と発症メカニズムを解明した。CCL2発現が重要であるが、CCL2欠損によりCCL3がこの発現を補償的に担うことから過剰咬合によるメカニカルストレスはCCL2とCCL3の協調的発現で咬合性外傷を誘導することが示唆された。また、XII型コラーゲンは加齢による発現減少により歯根膜線維の恒常性や安定に関与すると考えられ、この発現量が一定であることが骨質維持に重要であると示唆された。
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