研究課題/領域番号 |
24792154
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
武本 真治 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (70366178)
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キーワード | チタン合金 / 歯周病原性細菌 / 腐食 / 変色 / 電気化学試験 / 表面反応 / 硫化物 / 表面分析 |
研究概要 |
本研究では、歯科インプラントのフィクスチャーが腐食・脱離する原因の一つである細菌感染に着目し、フィクスチャー(チタン合金)の局部腐食機序を解明し、抗菌性を有するチタン合金の創製を目的とする。平成25年度は、研究代表者が学命により長期海外出張中であったため、本研究の研究実績として記載できる内容はない。 一方で、長期海外出張中に得られた知見として、チタン合金の石灰化に影響する因子についていくつか検討を行った。この中で滅菌方法が石灰化に影響することを明らかにした。このことは、歯科インプラントの細菌感染への影響についても十分に推測できることであり、本研究の進展に関わる重要な研究となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成25年度は学命による長期海外出張のため、本研究を十分に遂行することができなかった。本年度は、細菌培養下での電気化学測定および表面分析により本研究を遂行する。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、細菌培養下での電気化学測定およびその腐食挙動を明らかにする。また、長期海外出張中に得られた成果として、細菌付着に関わる因子に滅菌方法および保存環境が影響することを明らかにした。このことも含めて、細菌付着による腐食の影響を明らかにしたいと考えている。
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