研究課題
若手研究(B)
歯科用インプラントが抜去される症例の原因の一つであるインプラント周囲炎に焦点を当て、歯周病原性細菌によるインプラント材料(チタンやチタン合金)への耐食性についての検討を行った。特に、歯周病原性細菌であるPorphyromonas gingivalisが産生する硫化物によってチタンがどのような反応をするかについて評価を行った。その結果、in vitro試験ではアルカリ性の硫化物溶液中でチタンの変色が認められ、その原因はチタン表面が酸化されていることが明らかになった。
歯科生体材料