本研究の目的は新規な歯科矯正アンカースクリューシステムを開発することであった。まず引抜試験および数値解析の両面からアンカースクリューシステムの破壊メカニズムを明らかにした。またアンカースクリューへの応用を目的としたポリ乳酸(PGA)/ハイドロキシアパタイト(HA)コンポジット体の機械的および生物学的性質の評価を行った。さらにはPGA/HAコンポジット製アンカースクリューの有限要素法を用いた最適構造設計を行った。結果として、PGA/HAコンポジットを用いた新規アンカースクリューシステムの有用性が示された。
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