研究課題
若手研究(B)
口腔粘膜悪性境界病変において14-3-3sigmaとケラチン17(K17)の免疫組織化学を行ったところ、正常上皮と異型上皮では両者の発現を認めなかったが、扁平上皮癌と上皮内癌で同時に発現していた。また、口腔癌細胞株ZK-1を用いてK17をノックダウンさせたところ、細胞質内に存在していた14-3-3sigmaの核移行することが確認でき、その細胞増殖能と細胞遊走能が抑制されることが分かった。以上の結果から、口腔癌においてK17は14-3-3sigmaを介して癌細胞の細胞増殖能と遊走能に重要な役割を担っていることが証明できた。
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