研究課題
若手研究(B)
本研究では口腔扁平上皮癌の予後因子である頸部リンパ節転移を引き起こす因子について解析を行った.手術切除組織を用いた解析から癌細胞におけるVEGF-CおよびCCR7の発現と頸部リンパ節転移との間に関連を認めた.また、培養細胞を用いた解析からVEGF-Cにより癌細胞は遊走能・浸潤能の亢進を認めた.以上から、口腔扁平上皮癌においてVEGF-Cは癌周囲にリンパ管新生を引き起こすとともに癌細胞自身の遊走能や浸潤能を亢進させ、またCCR7-CCL19による走化性によりリンパ管への侵入を亢進させることにより頸部リンパ節転移を亢進させていることが示唆された.
すべて 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)
Int J Oncol
巻: 41 ページ: 67-75
巻: 40 ページ: 1011-9