研究概要 |
当研究室で樹立した口腔扁平上皮癌株ZA(無血清培養下で培養)における癌抑制遺伝子(プロモーターの高メチル化が報告されている。E-cadherin、p16、MGMT、DAP-K、MLH1)の発現をRT-PCRを用いて検討を行った。その結果、MGMT、DAP-K、MLH1では、その発現が消失していたため、フリカツメガエル卵母細胞および未受精卵抽出液をZA細胞5,000個対して1μlの量で無血清培地中に添加し、21℃で無血清培養を行い、培養3、6、9時間後に各癌細胞よりRNAを抽出し、RT-PCRで上記の癌抑制遺伝子の発現上昇の有無の検討および、適切な培養時間の検討を行ったが、有意差は認めなかった。
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