研究課題
若手研究(B)
本研究により以下のような知見が得られた。1.Cylindromatosis(CYLD)の発現は、口腔扁平上皮癌(OSCC)の浸潤領域において低下しており、それは過剰なSmad3リン酸化と不良な生命予後と関連していた。2.OSCC細胞におけるCYLD発現抑制は、SMURF2依存的なTGFBR1の分解を抑制することでTGFβシグナリングを活性化し、間葉系質の獲得、運動能の亢進を誘導した。3.CYLD発現抑制は、シスプラチン抵抗性を誘導したが、EGFRチロシンキナーゼ阻害剤への感受性を逆に増加させた。4.CYLD発現抑制はin vitroにおいてOSCC細胞の長期分裂静止状態を誘導した。
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