セツキシマブ (抗体薬) は頭頸部癌患者に使用され、一部の患者に対し良好な結果を示している。セツキシマブの効果にBRAKの発現が関与するかどうか確認するため、セツキシマブの効果を示す細胞HSC-3と (BRAKの発現あり)、示さない細胞YCU-H891細胞 (BRAKの発現なし) を使用し実験したところ、YCUH891細胞のBRAK発現消失にメチル化が関与し、メチル化解除後はセツキシマブの効果を示すようになったことが明らかとなった。本研究結果よりBRAKはセツキシマブ投与前の効果判定マーカーになる可能性があることが示された。
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