研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、矯正的歯の移動初期の圧迫側歯根膜に高発現するHeat Shock Protein A1A (HSPA1A)に着目し、破骨細胞の分化調整因子に対するHSPA1Aの影響を明らかにすることである。炎症性サイトカインであるIL6およびIL8の発現をLPS刺激により亢進させたヒト歯根膜線維芽細胞(HPDLFs)に、HSPA1Aのリコンビナントタンパクを添加したところ、IL6とIL8の発現が共に抑制された。このことは、HPDLFsにおいて、HSPA1Aが破骨細胞の分化に重要な役割を担う炎症性サイトカインの発現に対して抑制的に働く可能性が示唆された。
すべて 2013 2012
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)
Histochem Cell Biol
巻: 137(6) ページ: 719-732