研究課題
若手研究(B)
歯周炎は歯周病原細菌が引き起こす感染性疾患である。その予防や治療に有効な物質として、これまでにウナギ体表に存在するガレクチンAJL-1が歯周病原細菌に対し、一定の効果があることを報告してきた。本研究では同じウナギ体表に存在するレクチンAJL-2に注目し、歯周病原細菌の内毒素が誘導する炎症性サイトカイン産生と、バイオフィルム形成に対するAJL-2の影響について調査した。その結果、AJL-2は炎症性サイトカインの誘導を抑制したが、AJL-1と同等のバイオフィルム形成抑制はみられなかった。タンパク質構造の違いなどから、作用機序の相違を検討し、今後の新たな歯周病予防物質の開発に応用する。
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Microbial Pathogenesis
巻: 61-62 ページ: 11-15