研究課題
若手研究(B)
唾液量の減少の原因のひとつに精神ストレスが挙げられるため、口腔乾燥症の診断には精神的ストレスを評価する必要がある。唾液中にはストレスマーカーが存在するため、本研究では唾液流量と唾液中ストレスマーカーの関係を評価することを目的とした。その結果、刺激唾液量と唾液中IgAの間に相関関係がある可能性が考えられたが、唾液の量とストレスマーカーの量の間には統計的に有意な関係は認められず、また、唾液量の変化割合とストレスマーカーの変化割合の間にも統計的に有意な関係は確認できなかった。
予防歯科学